小児科、小児内分泌内科、小児糖尿病内科、思春期内科

きたなかこども成長クリニック
東京都文京区本郷2丁目37-6 4階
TEL: 03-3817-0976

(お電話は診療時間内にお願いします)

クリニック案内

医院名
きたなかこども成長クリニック
院長
北中 幸子
住所
〒113-0033
東京都文京区本郷2丁目37-6 4階
診療科目
小児科、小児内分泌内科、小児糖尿病内科、思春期内科
電話番号
03-3817-0976

本郷三丁目駅より徒歩3分
後楽園駅より徒歩6分

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    《問診票ダウンロード》PDF

当院に初めて受診される方は全員

1.新患問診票

成長・内分泌関係で受診される方      1,2,3すべてにご記入ください

2.成長・内分泌問診票

3.身長体重表

再診(一般)の方

4.一般問診票

アレルギー外来の方(症状がある項目のみ記入してください)

5.アレルギー問診票

アレルギー

アレルギー外来について

以下の疾患についてアレルギー専門医が診療をいたします。スギやダニの舌下免疫療法も可能です。

 

対象疾患】

湿疹(特に慢性の乳児湿疹)

アトピー性皮膚炎

食物アレルギー

気管支喘息

アレルギー性鼻炎・花粉症など

 

《アレルギー外来の初診時のお願い》

・初診時はアレルギー問診票、当院が初めての方は新患問診票、それぞれダウンロードしてご記入してきてください。

・これまでに検査(採血検査、皮膚検査など)をしたことがある方は、全ての結果をご持参いただき、受付に提出してください。

15分ほど早めにご来院ください。  

 

 

湿疹・アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。アトピー性皮膚炎では、様々な刺激、乾燥などから皮膚の内側を保護してくれるバリア機能が低下しているといわれています。そのため、アトピー性皮膚炎では、色々な刺激を受けやすく、アレルギー性の炎症が起こりやすくなり、また掻いてしまうことにより湿疹が悪化するという悪循環になっていることがわかっています。

また、アトピー性皮膚炎に限らず、湿疹がある状態が続いていることが、食物アレルギーなどのアレルギー疾患のリスクになることがわかってきています。

そのため、なるべく早期から適切なスキンケアを行って湿疹をなおし、つるつるなお肌を維持していただくことをおすすめしています。

治療としては、アトピー性皮膚炎の標準的治療であるスキンケア、薬物治療、環境整備の3本柱を中心に症状をコントロールしていきます。必要な方にはステロイド外用剤を使用した治療を行います。ステロイド外用剤については、使用に不安を感じられる方がいらっしゃるかもしれませんが、正しく使用すればとても有効な薬で、副作用も上手に使えば回避することが可能です。

ステロイド外用剤の使用方法については、軽症な方であれば湿疹ができたときだけ皮膚の状態が良くなるまでお使いいただくだけでもコントロールが可能なことも多いです。それでうまくいかずすぐにぶり返す方や中等症以上の方など、必要な方にはプロアクティブ療法(湿疹がなくてもステロイド外用剤を予防的に定期的に塗る治療)をおこない、皮膚をよい状態に保ちながら徐々にステロイド外用剤を塗る頻度を減らしていきます。最終的にはステロイド軟膏を使用しなくても皮膚がよい状態を保てるようになることを目標としています。

 

食物アレルギー

食物アレルギーとは、本来は体に害を与えない食べ物を異物として体が認識し、免疫反応が過剰に働いてしまう現象で、原因食物を食べたあとに蕁麻疹やかゆみ、咳などが引き起こされます。

食物アレルギーは年齢とともに改善することも多く、6歳までに6-8割よくなると言われていますが、食品や重症度によっても異なると言われています。

食物アレルギーのある方は、原因食品を症状がでないように除去していただくことになりますが、一方で、症状がでない安全に食べられる量があるのであれば、その少ない量を継続的に食べていただくことでより早く治りやすくなると言われています(食べて治す治療)。また、食物アレルギーの方の中には、不安などから不必要な除去が行われていることも多いです。

そのため、まずは正確な診断が必要になります。当院では自宅で食べられるものや、食物負荷試験による正確な診断が必要なもの等を見極めていき、必要最小限の除去で済むような診療を心がけております。食物負荷試験が必要な場合は、適切な医療機関にご紹介いたします。

また、湿疹があると食物アレルギーは発症しやすくなるといわれており、逆に食べられるものは早期から食べていくことで、食物アレルギーになりにくくなるといわれております。そのため、湿疹を早く治療し早期摂取をしていただくことが、食物アレルギー発症の予防に有効であり、推奨させていただいております。

食物アレルギーがある方で湿疹がある方に関しても、湿疹のコントロールをすることでより早く食物アレルギーが改善する可能性が高いため、同時並行での治療をおすすめしております。

 

気管支喘息

気管支喘息とは、気管支に慢性の炎症が起きている状態で、空気の通り道が狭くなってしまい呼吸が苦しくなる状態(発作)を繰り返す病気です。気管支の慢性的な炎症のため、少し気管に刺激が入るだけでも気管支の壁が腫れたり、痰が分泌されたり、気管支の周りの筋肉が縮もうとして気管支が狭くなってしまい発作がおこります。また、慢性の炎症をそのままにしておくと、リモデリングといって気管支自体がかたく治療が難しい状態になってしまうともいわれています。

悪化の原因としては、風邪などの感染症やダニやペットなどの吸入アレルゲン、天候、受動喫煙、ストレスなど色々なものがあるといわれています。

そのため、治療としては悪化原因の対策をすると同時に、慢性の炎症をなおすために、長期管理薬(吸入ステロイドやロイコトリエン拮抗薬など)を、発作がなくても毎日続けていくことになります。また、調子がよいときに体力作りをしておくことも大切です。

長期管理薬で気管の炎症を抑え、発作もなくよい状態を保ちながら、長期管理薬をコントロールしていきます。

 

アレルギー性鼻炎・花粉症

ダニや花粉などのアレルゲンに対してアレルギー反応をおこし、鼻水、鼻詰まり、くしゃみなどの症状が起こる病気です。通年性(一年中症状がでるタイプ)と季節性(特定の季節に症状がでるタイプ、いわゆる花粉症)があります。原因としては、花粉症ではスギ・ヒノキ花粉、イネ科植物、ブタクサなどが多く、通年性ではホコリやダニ、カビ、ペットなどがあります。

まずは、原因の回避をしていただくとともに、症状を改善させる薬物療法(抗ヒスタミン剤、点鼻ステロイド剤など)を症状に併せて行いますが、特にダニによる通年性鼻炎、スギによる花粉症がある方では、スギ、ダニのアレルギーを改善させる治療(アレルゲン免疫療法)が可能です。

アレルゲン免疫療法は、アレルギー性鼻炎・花粉症を根本的に治すことが期待できる唯一の治療で、アレルゲンを少しだけ体に入れ、体を慣らしていくことによって、長期にわたって症状を抑えたり、薬の量をへらすことができることが期待できます。

当院では、小さいタブレット錠の薬を舌の下(舌下)に入れて1分間保持し、飲み込む舌下免疫療法を6歳以上の方に対して行っております。治療期間は3-5年と長期になりますが、特に薬剤でコントロールがつかない方や薬の量を減らしたい方、症状を軽くしたい方などにおすすめです。ご興味がある方はお気軽にご相談ください。